いまだ上昇中?ウブロのモデル別価格推移と、中古でのリセールバリューについて
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いまだ上昇中?ウブロのモデル別価格推移と、中古でのリセールバリューについて
資産として、長期的な年数で価値の下がらないブランドを選びたい人は多いと思います。腕時計にも価値がなかなか下がらないブランドがありますが、初心者には判断が難しいものです。
十数年もブランド価値を下げていない腕時計の一つがウブロです。
今、勢いのあるブランドであるウブロは、「新時代の時計」と呼ばれています。
「ウブロ」の過熱するブランド力は、CEOであるビバー氏の優れたブランディング戦略も要因の一つです。
著名人とアンバサダー契約を結ぶことで、ウブロというブランドに大きな付加価値を与えました。
また、ワールドカップやF1の公式時計として知名度を向上させたこともブランド力が上がった理由に繋がっています。
まだ若いブランドながら、優れたブランディング戦略と信頼できる技術力でウブロはさらに価値を向上させていくブランドとなるでしょう。
ウブロの歴史
ウブロが設立したのは1980年のこと。
従来にはない金を含んだステンレス製のケースと天然ゴムのベルトを組み合わせた「クラシック」という腕時計を発表しました。
斬新な腕時計は当初、スイスの時計業界から受け入れられませんでした。しかし、イタリアのファッション業界から受け入れられたのをきっかけとして、ヨーロッパの王族などから支持されるようになりました。
当初のモデルがクォーツ時計だった理由は、機械時計よりも衝撃に強いからだったそうです。
機械時計を制作しなかったことやコレクションが少なかったことなどにより、一時期は経営難にも陥りました。
しかし2004年、クロード・ビバー氏がCEOに就任したのをきっかけに、経営状況は改善。その後、2012年にはビバー氏は会長に就任しました。
現在のCEOはリカルド・グアダルーペ氏が務めています。
2010年からはスポーツ業界との関係も注目されています。スポーツ界の有名人を自社広告にしたり、多くのスポーツ大会を支援したりしたことで話題にもなりました。これらの活動により、ウブロはブランディングの向上に成功し、現在でも価値を高め続けています。
ウブロが人気の理由
嘗て、スイス時計業界から異端と言われたほどの独創性を持ったウブロ。
独特で新しいデザインは、特製の異なる素材を組み合わせることで生み出しています。
イタリア人が制作した少しの派手さと斬新さが融合したおしゃれなデザインは現代的であり、多くのファンがいるのも頷けます。
多くのスポーツ選手などの各界の著名人たちが使用し、「成功者の時計」と呼ばれていることも人気の要因の一つです。
実用的でありつつスーツスタイルにも映える腕時計は、多くの愛好家たちに指示されてきました。
その多彩なバリエーションもウブロ人気に一役買っています。
中でも、ビッグバンは名前の通りウブロを爆発的な人気ブランドへ押し上げたモデルです。
発売当時は世界的な時計ブームが起こりつつあり、それが追い風となりウブロのブランド価値は上昇しました。
そこからわずか4年間ほどで、ウブロは売り上げを10倍に伸ばし、現在までその人気は続いています。
モデル別価格推移
ウブロのモデルはビッグバンが有名ですが、自社製ムーブメントの「ウニコ」の開発も注目を集めています。時計愛好家の中には「マニファクチュール」を好む層も一定数います。
2010年から始まったマニファクチュールで、ウブロの支持層は幅を広げました。
今でも価値を上げ続けているウブロですが、ここではモデル別の価格推移をご紹介します。
ビッグバン ウニコ チタン×セラミック 411.NM.1170.RX
ウブロの特徴を凝縮したともいえるビッグバンのモデルがこちらです。
大きめなサイズですが比較的重さは軽く、付けていても腕に疲れはでません。
耐久性が高いので傷つきにくい特徴は、価値が下がりにくいポイントにもつながっています。
こちらモデルの初値は約1,665,000円(2013年11月)、平均価値は約1,554,000円です。
ビッグバン スティール×セラミック 301.SB.131.RX
ウブロの中でもロングセラーとなっているモデルがこちらです。
ビッグバンの中でも一番広く知られているモデルでもあります。
ベゼルにブラックセラミックを採用しており、それまでの腕時計業界にはないと話題にもなりました。
時計業界に衝撃を与えたモデルはクラシカルでスポーティな雰囲気で、今でも根強い人気があります。
このモデルの初値は約862,000円(2009年9月)、平均価格は約1,043,000円です。
ビッグバン エボリューション 301.SM.1770.RX
こちらのモデルには、進化(エボリューション)したビッグバンという意味を込められています。
従来のビッグバンとはスペックはあまり変わりませんが、カーボン文字盤を採用するなど大胆で画期的なデザインが特徴のモデルです。
また、文字盤がバーだけのデザインになっており、従来よりもシンプルなデザインが特徴でもあります。
このモデルの初値は約892,000円(2010年2月)、平均価格は約1,023,000円です。
ビッグバン メカ10 チタニウム 414.NI.1123.RX
近未来的なメカニックデザインと、精密なムーブメントのデザインが特徴的なモデルです。
こちらは2016年の新作ビッグバンになります。
時計業界にウブロが衝撃を与えた渾身の逸品は、時計愛好家から広く賞賛されました。
手巻きムーブメントはローターを持たず、機械の奥までより見通せる仕様になっています。
いたるところに垣間見えるデティールのこだわりは、見るたびに驚かされること間違いなしです。
また、パワーリザーブの残日数を示すディスクが三日を過ぎると、中央ディスクから赤いサインが姿を現します。
このような細やかなこだわりが時計好きにはたまらない逸品です。
このモデルの初値は約1,627,666円(2016年12月)、平均価格は約1,538,000円です。
クラシックフュージョン クロノグラフ チタニウム 521.NX.7170.LR
このモデルはおしゃれなサンバースト仕上げの文字盤と、クロノグラフ搭載が特徴です。
スポーティさと高級機らしさが同居したメリハリのあるデザインからは、ウブロらしさが光ります。
また、精度や正確性の評価も高く、デザインウォッチ以上の価値がある腕時計となっています。
このモデルの初値は約975,000円(2016年3月)、平均価格は約833,000円です。
アエロフュージョン ウニコ ブラックマジック 525.CM.0170.LR
アエロフュージョンバージョンのブラックマジックのモデルです。
ムーブメントを巧みに切り抜いたブラックセラミックはとても魅力的で、人気の要因の一つ。スケルトンとブラックスタイルのコントラストが美しく、製作者の技術力の高さがうかがえます。
艶消し下ベゼルやポリッシュで仕切られたケースサイドなどを見ても、上品さを感じる逸品です。
ケースサイズは大型ですが、厚みはビッグバンよりも薄く、スタイリッシュですっきりとした印象があります。
このモデルの初値は約1,396,000円(2014年1月)、平均価格は約1,322,000円です。
アエロフュージョン チタニウム クロノグラフ 525.NX.0170.LR
クラシックフュージョンはビックバンと同じように、魅力のある派生モデルがいくつもあります。
このモデルはボディを全面スケルトンにしており、メカニカルな雰囲気が魅力です。
SFチックで斬新なデザインは多くのファンに愛されています。
このモデルの初値は約2,615,000円(2014年8月)、平均価格は約2,435,000円です。
中古でのリセールバリューについて
高級時計はリセールバリューを念頭に購入される人も多いと思います。
できるだけリセールバリューの高い腕時計を選ぶことで、将来買い替える時の購入資金を補うことができます。
それだけでなく、予想以上の買取額で利益を得ることも可能です。
ウブロはブランド力の高さから、リセールバリューが高い腕時計と言えます。
リセールバリューが高いブランドは歴史の長いブランドが多いのですが、中でもウブロは歴史の浅いブランドです。
それだけに今後の成長率の高いブランドでもあります。
また、中古で出回っているものが少ないため、買取時に想定以上の価格を提示されることも十分考えられます。
リセールバリューのポイント
高いリセールバリューを狙うためのポイントをご紹介します。
■ブランドやモデルの需要
リセールバリューを考える際にポイントとなるのは、まずは需要が高い時計かどうかということです。
人気のあるブランドであるか、需要はあるのかを知ることでリセールバリューの高さを図ることができます。
■中古(ヴィンテージ)のものを選ぶ
高リセールバリューのものは新品とは限りません。中古も視野に考えてみるのもポイントです。
ヴィンテージ商品は、傷や汚れのない未使用品が狙い目です。
新品よりも安く取引させる中古は、リセールバリューと購入価格との差を埋められます。
特にブランドの価値が変わらない、またはまだ上がり続けているものなら利益を得られることも時にあります。
■価格が下がりにくいブランドかどうか
人気があり需要が高いなどの理由で、価格の落ちにくいブランドほど高リセールバリューを望めます。
事前に価格が下がりにくいブランドを購入しておくと、売値が安くて落ち込むこともありません。
中古の未使用品を購入する場合も同様に、価格が落ちにくいブランドを選ぶことをおすすめします。
■ウブロの中古リセールバリューのポイント
すでにご紹介したポイントを満たしているブランドと言えるのがウブロです。
ウブロは高価買取を望めるブランド力を持った腕時計です。
需要と人気を兼ね備えたブランドであるため、安定した買取価格を望めます。
ブランド時計の場合、リセールバリューは40%~50%であれば高いと言われています。ウブロはその範囲内でのリセールバリューが可能なブランドです。
また、購入から3か月以内の美品であれば、さらに高い買取価格が可能な場合もあります。
付属品の有無や買取店によっても価格は変わってくるので、リセールバリュー前に鑑定してもらうのもおすすめです。
中古リセールバリューは買取エージェントがおすすめ
ウブロの多数のモデルの買取実績を過去に持つ買取エージェントは、中古リセールバリューにおすすめです。
最新の相場を常に把握している鑑定士が査定するため、適正価格でのリセールバリューが期待できます。
買取エージェントは査定料が無料なだけでなく、送料などの手数料も無料ですのでご安心ください。
ウブロの腕時計を査定するついでに、家にあるブランド品の査定もしてみるのもおすすめです。
詳しくは買取エージェントのHPでご確認いただけます。